日本に来てから健康に恵まれ、たいした病気にかかったことはないが、風邪などで調子が2,3回おかしくなったことがある。
 一回目は日本に来て一週間後だった。微熱で体がだるかった。中国から日本に来てあまりにも急な環境変化のせいで、不安定な気持ちのように、体はベッドで休んでいるにもかかわらず、ふわふわと漂っているようだった。そのときふと気がついた、この風邪は、もしかして日本が出した試験問題かもしれないねと。日本に入る関門とも言えるのだろう。今考えてみたら、それは心理学のイニシェーションに当たっていた(新しい社会集団への加入や社会範疇への移行に伴って社会的な地位や資格に大きな変化が生ずる際に、社会的な認知のために行われる通過儀礼。ーー「広辞苑」)・・・風邪は軽くて二日の後自然に直った。日本は私を優しく受け入れてくれた。

 
 お正月に花を生けてみた。