飛行機の窓から初めて海を見た。目にしみるほど美しかった。飛行機から降りると、生の日本語が次から次へと耳に飛び込んできた。やっと念願が叶って、日本の土を踏むことができたと実感した。

 何もかもが初めてだった。初めてゴミ一つ落ちていない街を見た。初めてすき焼きを食べた。初めてたくさんの日本人から笑顔で歓迎された。初めてシチューを食べた。初めてお風呂に入った。初めて桜を見た。初めて区役所に行った。初めてオリエンテーションに参加した。初めてでないものは見つからないぐらいだった。

 絶対に人様に迷惑はかけたくないと思いつつも、私の日本語は下手だから迷惑をかけっぱなしだ。日本の方々は大変優しくて、いろいろ面倒を見てくれている。昨日も道に迷ったのだが日本人の方に親切に道案内をしてもらった。本当に助かった。

 私の拙い日本語で、果たしてこの先日本でちゃんと生きていけるのかなって、ついこの間までは心配していたが、皆さんは大変親切に接してくれたので、この一年を楽しく過ごせると、強く思っている。でも、授業のほうはやはり心配でしょうがない。授業についていけるように頑張りたい。

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